子育て環境に関する問い合わせQ&A

2011.02.20 Sunday

知人の主婦の方と、
その周りの友人に流山市の子育て環境について、
ヒアリングしてみました。

多くの貴重なご意見をいただきましたので、
私なりの見解をお応えします。

以下、皆さまから頂戴したご質問やご意見を加工せずに、
そのままの文章で記載します。

【1】病院が少ない(特に小児科)。
└市内の小児科専門の外来診療をしている病院は2箇所、
 医院等は、5箇所です。
 小児科がある医療機関は、24箇所です。 
 ちなみに、近隣市との比較は、下記のとおりです。
 「流山市」人口: 16万6496名
 小児科専門医 5名
 小児科専門病院2か所(うち入院可能な病院1)
 小児科24か所
 「我孫子市」 人口: 13万5488名
 小児科専門医 7名
 小児科専門病院0か所(うち入院可能な病院0)
 小児科18か所
 「野田市」 人口: 15万7401名
 小児科専門医 4名
 小児科専門病院4か所(うち入院可能な病院2)
 小児科24か所
 「柏  市」 人口: 40万5233名
 小児科専門医 2名
 小児科専門病院4か所(うち入院可能な病院4)
 小児科69か所
 「松戸市」 人口: 48万2172名
 小児科専門医11名
 小児科専門病院3か所(うち入院可能な病院3)
 小児科91か所

【2】夜間救急(保健センター内)の医師は、
   内科医が多いのでは。
   小児科専門の医師を配置して欲しい。
└流山に限らず小児科医の人数が少ないので、
 なかなか厳しい状況です。
 流山市の平日夜間、休日診療所に御協力いただいている医師は、
 34名います。
 内訳は、内科29人、小児科2人、外科2人、産婦人科1人です。
 小児科医不足は全国的な社会問題です。
 小児科医不足の最大の要因は、子供の具合が悪くなると、
 お母さんたちが何でもかんでも、
 小児科専門医のいる大病院に駆け込むことにあります。
 以下のサイトで「受診の目安すチャート」を、
 ご参考いただくと便利だと思います。

【3】小児が入院できる病院が市内にほとんどない
   (東葛病院くらいしかない?)。
└市内に入院できる病院は、東葛病院だけです。
 が、隣接市(野田市、柏市、松戸市)でも、
 小児が入院できる医療機関がありますので、
 ご活用ください。
 「松戸市:松戸市立病院、新松戸中央総合病院、千葉西総合病院」
 「柏  市:慈恵医大柏病院、名戸ヶ谷病院」
 「野田市:キッコーマン総合病院、小張総合病院」

【4】保育園が駅前に開園して欲しい。
└TX沿線3駅(おおたかの森・セントラルパーク・南流山)
 の駅前には、それぞれ3歳未満児を対象とした保育園(分園)を
 設置しています。
 今後の保育園の整備は、
 駅近辺のビル等を活用した事例も担当部署が検討しています。
 これは、今定例会(3月議会)で、
 議員の質問に対する執行部(役所)答弁の中で、
 もっと具体的に発表されると思います。
 
【5】病後保育をしてくれる保育園が少ない。
└病後児保育は、
 現在2施設(わらしこ保育園・南流山聖華保育園)で
 実施していますが、国の制度を基準としているため、
 手続きが煩雑で利用率が上がっていません。
 そこで、現在、自宅派遣型のサービス導入を
 担当部署が研究しています。

【6】幼児教育もしてくれる保育園を希望。
└市内の私立保育園では、
 個別のカリキュラムを設定している園が、
 私の知る限り10園ほどあります。
 Webサイト等で参照してみてください。

【7】江戸川大学内の保育園は、駅から徒歩圏内ではない。
└えどがわ森の保育園(江戸川大学内)周辺は、
 区画整理のため、まだ道路整備が完了していません。
 他の園と比較しても立地的には徒歩圏内だと思います。
 道路整備が完了すれば、利便性は更に向上すると考えます。

【8】みやぞの保育園は、駅から徒歩圏内ではないが、
   送迎ステーションの利用は園で進めていない。
└事実確認をしておりませんので、何とも言えませんが、
 送迎保育ステーション事業は、流山市の事業であり、
 市内全ての保育園を対象としています。
 ただし、保育園によっては、園の方針もあり、
 日々子供の成長等を直接保護者に伝える役割も担うため、
 可能な範囲で保護者による送迎を求める場合もあります。

【9】送迎ステーションは、1歳以下?は利用できない。
└送迎保育ステーション事業は、
 平成19年度の事業スタート時点では、
 1歳以下の歩けない児童は添乗する保育士が抱きかかえ、
 在籍する保育所の保育士に引き渡していました。
 しかし、転落等万一の事故を考慮し、現在では、
 歩行が可能な児童(リュックを背負うことが可能な児童)に、
 限定しているようです。
 御理解をいただきたく存じます。

【10】おおたかの森駅圏内の小学校が少ない。
    (小山小学校に全員入学できるのか不安)
    おおたかの森駅圏内の中学校がない。
    (自転車で通学しなければならない)
└おおたかの森駅圏内の学齢児童・生徒数が増加しますので、
 平成27年4月開校をめざし、
 小中学校併設校(同一敷地内に小学校と中学校があります)
 をつくります。
 場所は、市野谷の森の南側を予定しているようです。
 また、新設校の開校に合わせて学区の調整も必要になりますので、
 現在、市全域の児童生徒数の推計等の調査を進めているようです。
 小山小学校については、
 現在の施設の活用を工夫することにより、
 教室を確保する見込みです。

【11】図書館などの公共施設で、授乳ルームがない。
└今年度から「赤ちゃんほっとスペース」事業を開始しました。
 これは、外出時に保育所や児童センターなどの公共施設で、
 授乳やおむつ替えができるよう場所(施設)や、
 調乳用のお湯の提供を行うものです。
 (対象施設の入り口には専用ロゴステッカーが貼ってあります)

 現在のサービス提供施設は、
 15か所(市役所・保健センター・公立保育所・児童センター)
 ですが、今後は図書館も含め、
 提供施設の拡大に取り組んでいくようです。

【12】歩道が少ないため、ベビーカーでの移動や、
    子供乗せ自転車での移動が危険な場所が多い。
└オオタカの森周辺・土地区画整理地内の幹線道路(都市計画道路)
 では、現在、歩道を含た整備を進めています。
 ただし、その他の既存道路等では、
 「元々幅員がない」「沿線に住宅が密集している」等の理由から、
 歩道を設けることが困難な状況のようです。
 これらの道路については、状況確認の後、
 警察署や関係機関の協力を得ながら、
 必要に応じ、ソフト面(視覚分離、
 交通規制等)での対応を行っていくようです。

【13】ファミリーサポートの提供会員が少ない
    (特におおたかの森駅周辺)。
└おおたかの森駅周辺を含む中部地区の提供会員数は、
 市内の他地区と比較しても同等以上です。
 「北部地区」45
 「中部地区」77
 「東部地区」39
 「南部地区」39
 ただし、若い子育て世帯が急増しているため、
 需要に供給が追いつかない状況のようです。
 提供会員募集記事の広報紙掲載回数を、
 増やすことを執行部(役所)に求めるなど、
 今後も会員確保に向けた積極的PRに努めていきます。

【14】ファミリーサポートの利用金額が高い
   (1日預けると、1人6,000円位かかる)。
└提供会員の報酬としては、
 1時間当たり700円の利用料は他団体と比較しても、
 妥当な金額であると思います。
 なお、ひとり親家庭などについては、
 一定の所得制限を設けて、
 利用料の半額助成を行っています。

以上、雑駁ですが、担当部署の協力も得ながら、
子育てママさんたちのご意見やご質問にお応えしてみました。

明後日から始まる3月定例会の一般質問では、
6人の議員が子育て関連の質問をします。
詳しくはコチラを、ご参照ください。

私は今回、任期中の最後の質問ということで、
自ら進んでトリを務めますので、
その前に質問する議員さんたちの質問で、
私の質問の答弁(執行部からの返答)は、
すべて答えられてしまうかも知れません^^;

というわけで、
ブログで少々フライングしてみました(笑)

繰り返しになりますが、
アンケートにお答えいただき、
貴重なご意見ご質問をくださったママさんたちに、
この場を借りて心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

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