4/11は僕の新しい誕生日。

2013.04.13 Saturday

平成25411日(木)は、

僕の新しい誕生日と思うことにしました。

じつはいま僕は、

筑波大学附属病院のベッドの上にいます。

みなさまには御心配をおかけ致しましたが、

おかげさまで元気にしております。

摘出したものの成分分析に、

2〜3週間の時間を要しますので、

最終的な診断結果は、

まだわかりませんが、

悪性の精巣腫瘍であった模様です。

早期の発見かつ摘出手術をしたため、

肺や肝臓への転移もなく、

生命拾いをさせていただきました。

御心配をおかけした方々に、

これまでの経緯をお伝えします。

結婚4周年ということもあり、

披露宴をあげたホテルに家族で宿泊し、

4/8(月)〜4/9(火)は、

ディズニーリゾートで、

過ごしておりました。

9日(火)の朝から、

普通に歩行することが困難で、

帰宅をしてからも調子が悪く、

翌朝になっても痛みが治まらなかったため、

10日(水)の早朝に、

新松戸中央総合病院に行きました。

ところが、

水曜日の担当医の先生が、

人気のせいか予約がいっぱいで、

「昼過ぎまで診療が難しい」

ということで、

泌尿器科の看護師さんから、

まなべクリニックを御紹介いただきました。

まなべクリニックで、

エコー検査とレントゲンおよび診療の結果、

「精巣腫瘍の可能性があるかもしれない」

とのことで、

「大学病院のような大きな病院で、

 検査したほうが良い」と、

ご指導をいただきました。

そんなわけで、

筑波大学附属病院の泌尿器科を

御紹介いただきましたが、

緊急対応といえども、

さすがにその日の午後には、

診療の予約が入らなかったため、

次の日の朝に、

診療予約を入れていただきました。

筑波大学附属病院で11日(木)の早朝から、

血液検査や尿検査、レントゲン、CTMRI

などの検査や診療を繰り返しました。

この病院のホスピタリティーが、

医師の方々のみならず、

看護師の方々から、

清掃のスタッフの方々に至るまで、

とってもとってもエクセレントなのですが、

このことを書くと、

ブログが長くなってしまいますので、

これは次の機会にでもw

真鍋先生から診療時にも、

ご説明を受けていたのですが、

精巣腫瘍の疑いのある場合は、

とにかく早急に摘出をして、

摘出後に成分分析をしてみなければ、

腫瘍(悪性or良性)かどうかわからない。

いまの医療では、

まだ限界があるとのことでした。

僕の気持ちの中では、

腫瘍の疑いが出た時点から、

『摘出は免れない』と、

意外とすんなり腹はくくれていたものの、

問題となったのは、

僕の多忙すぎるスケジュールによる

摘出手術のタイミングでした。

検査結果をふまえて、

医師の方々数名と御相談した結果、

11日(木)18:00〜緊急オペ

ということとなり、

20:20には左側精巣の摘出手術が

無事に終了しました。

摘出の結果、

悪性の腫瘍であった可能性が高く、

早期の発見および手術であったため、

肺や肝臓への転移もなく、

明日には退院が出来る見込みです。

僕の場合は、

少し特殊なケースだったようです。

例えば、

発症年齢(通常は20代に多い癌)

痛みが伴った(9割の人は痛みを感じない)

血液検査の結果(マーカーが出ていない)

など。

僕の多忙なスケジュールにも、

医師の先生方から御配慮をいただき、

当初は1週間後に手術をしようか?

という方向にもなりかけましたが、

やはり、

悪性腫瘍である疑いのリスクは、

0%ではないので、

早いほうが良いということで、

緊急オペとなりました。

大学病院ともなると、

さまざまな患者さんがいらっしゃいます。

麻酔課の先生のご都合や手術室の状況、

病室の空き状況など条件が揃わなければ、

直ぐに手術ができるわけでもないようです。

僕の場合は、

運とタイミングが良かったせいか、

その日に手術となりました。

改めて、

『運が良いなぁ』

『守られているなぁ』

『生かされているなぁ』

と新境地な気分です。

以上、

4/10〜11にかけて起こった

ひとつひとつの事が、

いち段階でも段取りが違えば、

発見や手術が遅れて、

肺や肝臓への転移もして、

抗がん治療を余儀なくされることになり、

最悪の場合は、

生命を失っていたかもしれません。

そう考えると、

これからの僕の人生は、

これまで生かされてきたことに感謝して、

ジャパンプロデュース≒修身斎家治国平天下

という精神で家族をはじめ、

世の中に恩返しをしていく人生、

僕の新しい誕生日としたい!と思いました。

なにかと御心配をおかけしましたが、

明日から通常通り、業務に復帰致します。

全身麻酔だったのにピンピンしています。

最先端の医療技術と、

優秀な医師たちに脱帽です^^

新たに生きるチャンスをいただいたので、

地方議会の活性化からアプローチをする

新しい民主主義「ガバメント2.0」の推進

および発展に注力をして参ります。

また、今回のことがキッカケで、

精巣腫瘍は痛みを伴わず発見が遅れて、

亡くなる方が毎年100名程度いる。

ということと、

罹患者数(がんにかかる人数)が、
それほど多くないことや、
センシティブな種類の癌である事から、
一般の方々にはあまり知られていない。

ということを、

筑波大学付属病院の河合弘二教授から、

教えていただきました。

河合先生からのおすすめもあり、

今後は精巣がんの経験者として、

微力ながら啓発活動のお手伝いも

していこうと決意しました。


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