八紘一宇(はっこういちう)...。

2015.03.17 Tuesday

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物事の本質や捉え方というものは、
焦点のあてどころによって変わる。
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昨日の午後、各派の会計担当者と、
議会事務局の間で政務活動費の手引き
作成に関わる会議がおこなわれた。
手引き(案)調査研究費の使途基準に
「支出できないもの」として「海外の
行政視察」という表記が含まれていた
ため、私は会議の場で、以下の提案を
試みた。『支出できないものに海外の
行政視察を、わざわざ記載するのは、
もう時代遅れではないか?というのは
グローバル社会と言われて久しい時代
に政務活動費の目的(本質)に照らし
て考えれば海外視察の可能性も十分に
あり得るわけだから』。

意見は2つにわかれた。主な意見は、
反対「市民目線で考えれば公費を使っ
た海外視察など市民の納得を得ること
は難しい」賛成「政務活動費の目的に
照らして考えれば頻繁ではないとして
も海外に行くこともあり得る」

結局のところ、結論はでなかった。
上記の議論は全く噛み合っていない。
というか、それぞれの焦点のあてどこ
ろが異なっている。
まず政務活動費は地方自治法100条14
項に「普通地方公共団体は、条例の定
めるところにより、その議会の議員の
調査研究に資するため必要な経費
の一
部として、その議会における会派又は
議員に対し、政務活動費を交付するこ
とができる。この場合において、当該
政務活動費の交付対象、額及び交付の
方法は、条例で定めなければならない
。」と規定されている。
さらに、流山市議会政務活動費の交付
に関する条例の(趣旨)第1条には、
「流山市議会議員の調査研究その他の
活動に資するための必要な経費
の一部
として...(省略)政務活動費を交付す
る...(省略)」と記載されている。
※資する(しする)....助けとなる。役立つ。

私が会議で議論をしたかった本質は、
海外の視察を奨励しようということで
はなく「支出できないものの記載から
海外の視察という表記を外しませんか
?」「政務活動費の目的に照らして、
今後、場合によっては、海外の視察も
必要な場面も出てくるのではありませ
んか?」「議員の調査活動に資するた
めの必要な経費とは何ですか?」とい
うことであった。

このことについては、引き続き、議会
内で協議を続けていきたい。

さて、前置きが長くなったが、本題に
入りたいと思う。
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物事の本質や捉え方というものは、
焦点のあてどころによって変わる。
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聖書ヨハネによる福音書の冒頭には、
「はじめにロゴス(言葉)があった。
ロゴスは神と共にあった...」とあるが
言葉というものは、言葉そのものの、
純粋な意味や語源と、人それぞれが、
その言葉に対して持っているイメージ
や背景が違うため、なかなか難しい。

例えば、恋人に向かって「大好きだょ
!」と発するのと、娘に向かって「大
好きだょ!」と発するのではニュアン
スが少し違う。

外蘢叱」も、その中身を純粋に、
読めば日本人にとって「大切なこと」
「あたりまえのこと」。以下、12の
徳目について書かれているに過ぎない。
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01.親に孝養をつくしましょう(孝行)
02.兄弟・姉妹は仲良くしましょう(友愛)
03.夫婦はいつも仲むつまじくしましょう(夫婦の和)
04.友だちはお互いに信じあって付き合いましょう(朋友の信)
05.自分の言動をつつしみましょう(謙遜)
06.広く全ての人に愛の手をさしのべましょう(博愛)
07.勉学に励み職業を身につけましょう(修業習学)
08.知識を養い才能を伸ばしましょう(知能啓発)
09.人格の向上につとめましょう(徳器成就)
10.広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう(公益世務)
11.法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう(遵法)
12.正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう(義勇)

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これを第二次大戦末期に軍部が愛国心と、
天皇崇拝を国民にすりこむため、洗脳する
のに使ったのだからダメだ!とかいう議論
が乗りかかってくるから、話がややこしく
なる。

「八紘一宇」も同様である。
戦前に日本の侵略を正当化するための標語
として使われていたのだからNGワードって...。

では「天下布武」は、どうなんだ?みたい
な話もできる。これも「七徳の武をもって
天下を治める」という意味であり、七徳の
武とは暴を禁じ、戦をやめ、大を保ち、功
を定め、民を安んじ、衆を和し、財を豊か
にすることである。
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「理念なき行動は暴挙であり、
 行動なき理論は空虚である」上杉謙信

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企業や組織の理念やヴィジョンだって結局
のところは儲けるための言葉の偶像にしか
過ぎないということになりかねない。

インターネットが普及したぶん、とっても
便利になったけど、2次情報や3次情報だけ
で裏もとらずに物事や事象を斜めにみて、
批判する人が増えた気がするなぁ。

これは自省の念も含めて人間本来の五感
が薄れていくようで、なんともかんとも、
世知辛い世の中になったもんだっ!

今回のことについて、評論をする気は全く
ないが、メディアの報道の在り方も見てい
ても、記者のスタンスもはっきり書かずに
事実を淡々と書いてSNS等での炎上を誘引
するような姿勢に『なんだかなぁ〜』と、
感じたので久々にブログを書いてみた。

ただ、参議院の予算委員会という場で国会
議員が「八紘一宇の根本原理の中に、現在
のグローバル資本主義の中で日本がどう立
ち振る舞うべきかというのが示されている
のだと私は思えてならないのです。麻生大
臣、この考えに対して、いかがお考えにな
られますでしょうか?」と問うのは、残念
ながら、質問の展開というかクオリティー
事態も低いかなぁ...^^;

租税回避問題の背景にあるグローバル資本
主義の光と影、特に影の部分に目を背ける
ことはできないということを問うならば、
なぜそのような状況に陥っているのかを、
具体的にストレートに問えば良いのにと
感じたことは否めない。

以下、「八」の入った四字熟語と、
その意味を見繕って並べてみた。
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◉八紘一宇(はっこういちう)
 「道義的に天下を一つの家のようにする」という意味
◉傍目八目(おかめはちもく)
 「第三者のほうが物事の是非損得を当事者以上に判断できる」という意味
◉七転八起(しちてんはっき)
 「何度失敗しても、くじけることなく挑戦し続ける」という意味
◉八面玲瓏(はちめんれいろう)
 「心が清らかで、何のわだかまりもない」という意味
◉八面六臂(はちめんろっぴ)
 「あらゆる方面にめざましい働きを示す」という意味
◉八歩画策(はっぽうかくさく)
 「あらゆる方面に働きかけて、計画の実現をはかること」という意味
◉八元八凱(はちげんはちがい)
 「高い徳を持っていて、清く正しい心の人物」という意味
◉百八煩悩(ひゃくはちぼんのう)
 「人間の心を悩まし迷わせる煩悩」という意味
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物事の本質や捉え方というものは、
焦点のあてどころによって変わる。
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【最後にお知らせ!】
 今月は政治山にコラムを連載中です。
 Y!ニュースにも取り上げていただきました。
 ❒統一地方選挙!良い候補者選び10の基準(前編)

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