新成人の皆さんへ

2012.01.09 Monday

成人おめでとうございます。

これからの日本は、
皆さんが支えていくことになります。

今年は全国で122万人
(男性62万人、女性60万人)
の方々が成人を迎えたそうです。

新成人人口は122万人
 総務省統計局
 2011(平成23)年
 12月31日発表

ちなみに、
千葉県内では6万679人
流山市内では1512人
の方々が成人を迎えました。

◆プロローグ
 私には、
 2歳半の娘と7ヶ月の息子がいます。

 彼らが二十歳になった時に、
 このブログを読んでも、
 何かを感じてもらえるように...。

 そんな思いを込めて、
 めでたく成人を迎えた皆さんに、
 メッセージを贈ります。

 少し長文となりますが、
 このメッセージで、
 私が皆さんにお伝えしたいことは、
 『選挙(投票)に行きましょう』
 『自分の街に関心を持ちましょう』
 ということです。

 きっと。
 「そうは言われても...」と、
 お感じになられるでしょうから、
 少し視点を変えます。

 世の中、
 とっても便利な時代になって、
 パソコンの前に座って、
 インターネットにアクセスし、
 キーボードで、
 自分が知りたいことを打ち込み、
 EnterKEYを、
 「ポン」と押す。

 モニターの前には、
 自分が知りたい情報が溢れている。

 その情報をササッと、
 ナナメに流し読みして、
 まるで自分が全てを悟ったような。
 すべての答えが、
 目の前に並んでいるような。

 知らず知らずのうちに、
 そんな錯覚に、
 陥ってしまっていませんか?

 成人を迎えたことを機に、
 ぜひ積極的に、
 現地現場に出て「リアル」を
 体験してみてください。
 
 被災地にだって、
 行ってみなければわからないことが、
 たくさんあります。

 テレビやメディア、
 インターネット上の動画等々だけでは
 キャッチできないことがあります。

 『人はリアリティー
  によってしか動かない』
 というのが私の持論です。

 ただし、決して、
 押し付けるつもりはありません。

 皆さん自身が、
 当事者意識を持って、
 自らが「何かを変えたい!」
 と思わなければ、
 意味は無いからです。

 具体的な方法論については、
 後述します。

◆松野が市議に立候補した理由
 さて、本題に入る前に、
 私自身のコンテクスト(背景)
 について触れておきます。

 私は流山市議会議員に、
 当選させていただいて以来、
 いわゆる
 自分の縄張り(地域)を持たず、
 実質的な後援会もつくらず、
 4期(13年間)市議として、
 活動をしています。

 私が市議会議員に
 はじめて立候補したのは、
 1999(平成11)年。
 29歳の時でした。

 もともとは、
 広告・出版会社のサラリーマンで、
 政治のことには全く関心がなく、
 政治家といえば、
 小渕首相(当時)しか、
 知りませんでした。

 そんな中、
 ある上場企業の創業社長と、
 お話する機会があって、
日本の国家財政は、
 破綻の一途を辿っている...。
 という実情を知りました。

 そのお話を聞いた直後は、
 『政治家のていたらくで、
  こしらえた借金を、
  なぜ俺達が税金おさめて、
  返さなくちゃいけねぇんだ?』
 と腹が立ち3日間ほど、
 寝付きが悪かったことを、
 今でもよく覚えています。

 3日目の朝に、
 なんだか悶々として、
 言葉にならない自分の思いを、
 以下のように整理しました。

 ▶政治家や官僚に対して、
  文句ばかりを言っても、
  しょうがない。
 ▶自分たちで、
  なんとかしなきゃ!
 ▶でも、どうしよう?
 ▶まずは、
  自分のできることから、
  はじめよう。
 ▶立候補すれば、
  当選できなくても
  同世代が関心を持ってくれるはず。
 ▶みんなが選挙に
  行きたくなるような政治をしたい。
 ▶しがらみのない政治を実現したい。
 ▶自分が生まれ育った街を元気にしたい。

 これが、当時、
 政治のことを全く知らない29歳の私が、
 市議会議員に立候補した動機です。

 詳しくは、
オモシロキ
 コトモナキ世ヲ
 オモシロク
 2003(平成15)年4月
サンクチュアリ出版
 に書かれています。
日経ビジネス書評(出版当時)

 また、
 市議会議員とは別に、
 NPO法人ドットジェイピーで、
 「若年投票率の向上」を目的に、
 議員インターンシップを
 はじめとした様々な活動をしています。

◆選挙(投票)権は、
 義務ではなく権利
 皆さんは名実共に、
 大人(社会人)の仲間入りです。

 喫煙や飲酒も解禁となります。
 選挙(投票)権も獲得です。

 ところで、
 『国民の三大義務は何ですか?』
 と聞かれたら、
 皆さんは何と答えますか?

 この質問に
 「選挙(投票)に行くこと」と、
 答える方が数多くいます。

 しかし、それは間違いです。

 「選挙権」は権利であって、
 義務ではありません。

 三大義務は、
 1.教育(を受けさせる)の義務
 2.勤労(働く)の義務
 3.納税(税金を納める)の義務
 です。

◆政治の現実とは
 議員というのは選挙によって、
 選ばれた民(有権者)の代表です。

 公正公平に、
 民(有権者)の声を聞いて、
 これを限りある税金(予算)で、
 如何に反映していくか?

 社会にとって、
 何が問題で、
 誰が人々(民)の意志を決定し、
 どのような選択を採るのか?

 公の場(議会)で、
 議論しながら決めていくのが、
 私たち政治家の使命です。

 しかし、
 公正公平に、
 民(有権者)の声を聞いても、
 限られた予算の中で、
 民(有権者)のすべての要望を、
 実現させることは不可能です。

 私たち政治家は、
 選挙に立候補して、
 当選できなければ
 議員にはなれません。

 つまり、
 政策の判断をするときには、
 選挙に行ってくれる人
 (行ってくれた人)の声を
 優先していかざる得なくなります。

 日本に限らず、
 これが世の中の政治の現実です。

 高齢者介護や子育て支援などに、
 代表されるように、
 国も地方も社会保障費に手厚く
 予算(税金)を投入しています。
 次代を担う若者にではなく。。。

平成22年度 一般会計
 歳入・歳出決算の概要
 財務省

 先日の日本経済新聞(朝刊)に、
 以下のような記事が
 掲載されていました。
---
「転換期日本 変化の芽を伸ばす(4)
 ツケではなく活力を未来に残そう」
---
 私たちは税金や社会保険料を払い、
年金や医療などのサービスを受ける。
一生を通じた負担と受益の収支を
一橋大学の小黒一正准教授が
試算したところ、
60歳以上は4000万円の黒字、
20歳未満は8300万円の赤字となった。
 現役世代や将来世代が高齢者を
支えるのは必要だ。
だが負担と受益の不均衡は
国際的にみても大きいといわれる。
社会保障などの改革を怠り、
子や孫の世代に
過大な借金を負わせた結果である。
続き
 日本経済新聞
 2012(平成24)年1月6日(金)

◆選挙に行こう
 例えば、
 2010(平成22)年7月11日に、
 投票がおこなわれた
 第22回参議院議員通常選挙
 における年齢別投票率を見ると、
 20代の投票率は、
 極めて低い状況です。

第22回参議院議員通常選挙
 における年齢別投票状況
 総務省選挙部
 2010(平成22)年12月発表

 こんな記事もあります。
 後述の「未来国会」のことも、
 取り上げていただいています。
政治を取り戻せ 未来を若者の手に
 C世代を駆ける(第5回)
 日本経済新聞 電子版
 2012(平成24)年1月6日(金)

 もう一度、書きます。
 選挙(投票)に行くことは、
 義務ではなく権利なのです。

 ですから選挙時には、
 ぜひ投票所に足を運んでください。

 自分のため、
 友人のため、
 家族のため、
 故郷のため、
 貴重な1票を投じてください。

 「どんな候補者に
  投票して良いのかワカラナイ」
 という方々のために、
 現職市議の目線で見た
 投票の基準を以前にまとめました。

「統一地方選挙
 良い候補者の見分け方」
 10の法則
※ちなみに、
 次回の■統一地方選挙は、
 2015(平成27)年です。

 国会議員の場合は、
ヤフー!みんなの政治から、
 候補者情報を、
 ピックアップしてみてください。
 選挙時には、毎回サイト内で、
 選挙特集が組まれます。

 とはいえ、
 ここでどんなに私が熱く訴えても、
 なかなかそう簡単には、
 皆さんの琴線には響かない...。
 と思います。

 だからこそ、
 皆さん自身の五感で、
 「リアル」を体験することを、
 オススメします。

◆「リアル」を感じる
 具体的な方法論のご案内

 ◯議員インターンシップ
  に参加してみる
 └体験談1
 └体験談2
 └申し込みフォーム
  ※該当する地域を
   クリックしてください。

 ◯未来国会
  に参加してみる
 └「もし自分が総理大臣なら
   どんな国家予算を組むか」
  というお題による政策コンテストを
  過去2回開催致しました。
  これまでのイベントは、
  都内で開催され、毎回、現役大学生が
  200人ほど集まります。
  今年も開催しますが、
  詳細は、現在企画中です。
 └メディア掲載記事

 ◯流山市長インターンシップ
  に参加してみる
 └募集要項
 └申し込みフォーム
  ※申し込み〆切1/15まで
 └ジャパンプロデューサーインタビュー

 ◯流山市タウンミーティング
  に参加してみる
 └直近の開催は、
  3/24(土)と25日(日)です。
  【問い合わせ】
   秘書広報課 04-7150-6063

 ◯流山市議会
  議会報告(意見交換)会
  に参加してみる
 └流山市議会では年に1〜2回、
  議会報告会を開催しています。
  【問い合わせ】
   議会事務局 04-7150-6099  

 ◯自分の街の議会を
  傍聴(見学)してみる
 └地方議会は、ほぼ全国共通で、
  3の倍数月(3/6/9/12月)に、
  開催されています。
  原則、事前申込みは必要なく、
  どなたでも見学可能です。

被災地にボランティア活動に行くなど、
他にも「リアル」を体験する機会は、
皆さん自身が、その気になれば、
たくさん探せると思います。

最後になりましたが、
ドットジェイピーでは、
新成人の皆さんに、
「政治」や「投票」に関する
アンケートをお願いしています。

皆さんからアンケートに、
ご協力いただいた結果が、
新聞記事になることもあります。

皆さんの人生が幸多きものとなりますよう
心より御祈念申し上げます。

成人、本当におめでとうございます。

平成24年1月9日
流山市議会 議員控室にて。

NPO法人ドットジェイピー
流山市議会議員
松野 豊

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